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フッ素のお話

   

フッ素を歯に塗るとむし歯になりにくくなる
こんなお話を耳にしたことがある親御さんも多いことと思います。
ところで、フッ素とは何なのでしょうか?
また、「フッ素が歯を強くする」というのはどういうことなのでしょうか?
今回は、『フッ素』について一緒に考えてみましょう。
フッ素ジェル.png
まず、フッ素は特別な物質でもなければ、人工的に作られた物質でもなく、自然界に存在している物質です。
空気、雨、土壌、水道水、動植物組織など、日常生活で触れるあらゆるものに含まれ、私たちが毎日食べているものの中にもフッ素は含まれています。
フッ素の『安全性』に不安を感じる方もいるかもしれませんが、私たちの生活では必ずいくらかのフッ素を摂取しているので、大量に摂取しなければ安全と考えて良いでしょう。
フッ素の虫歯予防効果は、主に3つあります。
① むし歯菌がつくる『酸』を抑制します。
② 再石灰化(溶けた歯を元に戻す)を促進します。
③ 歯の表面を酸に溶けにくい質に改良します。
フッ素キャラ.jpg
つまり、フッ素は、歯の表面を強くして、ムシ歯の原因となる酸に侵されにくくし、歯の自己修復作用も高めます。
むし歯予防に大変効果的なもののひとつなので、お子さんのケアにも積極的に活用したいものです。
ひとつは、歯科医院で行うフッ素塗布です。
当院でもお子さんの歯の定期健診で、クリーニングをしたあとに塗布しています。
フッ素.jpg
乳歯も永久歯も、生えたばかりの歯は未成熟でむし歯になりやすい状態です。
歯が生えたら、なるべく早いうちに塗布するのが理想的です。
そして、毎日の歯みがきで使う歯みがき粉には、『フッ素配合』のものを活用するのも効果的です。
歯みがき粉 フッ素.png
お子さんの健康な歯を守っていくために、フッ素を積極的に活用していきましょう!

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