だ液の働きって?
2017/12/21
だ液は口の中だけではなく、身体のさまざまな場所で健康を保つためにパワーを発揮しています。
今回は「だ液の働き」についてお話しましょう。
◆ 消化を助ける
だ液には、食べ物の中のデンプンを分解する酵素があります。
食べ物がだ液と混ざると、その酵素が働いて食べ物を柔らかくし、胃で消化しやすい状態にします。
◆ 飲み込む時の潤滑剤
食べ物は十分に噛むことで細かくなります。
だ液の中のムチンの働きで食べ物が柔らかく、食道表面が滑らかになり、飲み込みやすくなります。
◆ 体内への細菌侵入をブロック!
口の中にはむし歯の原因菌だけでなく、さまざまな病原菌が絶えず侵入してきます。
だ液には侵入してきた細菌を殺したり、抵抗したりする働きがあります。
◆ お口の中を守る
口の中では、常にだ液が分泌されています。
だ液は食べカスを洗い流して、口の中を清潔にし、常に潤いを保つことで口臭を抑制します。
◆ むし歯になりにくくする
口の中が酸性に傾くと、エナメル質の表面からミネラル分が溶け出し、むし歯になります。
だ液の「緩衝機能」が口の中を中和して、むし歯を防ぐ働きをします。
◆ 美味しいと感じるために
食べ物がだ液と混ざらないと、味を感じることができません。
私たちの味覚は、舌がだ液に溶け込んだ食べ物の味成分を知覚しているのです。
◆ がんの原因となる活性酸素を抑制
だ液の抗生物質のひとつであるベルオキシターゼは、食物内の発がん性物質がつくりだす活性酸素を酵素反応で分解します。
◆ アンチエイジング作用
アンチエイジングで注目されているパロチンには、筋肉や骨の発達を促進する作用があります。
このパロチン、だ液を分泌するだ液腺のひとつである耳下腺から分泌されます。
だ液のさまざまな働きに驚きですね!
だ液の分泌を促すことで、お口と身体の健康を守っていきましょう!
関連記事
-
-
食事とだ液
1日の中で、最も多くだ液が分泌されるのはどんな時だと思いますか? 実は、食事の時 …
-
-
だ液がむし歯を予防する!?
以前のコラムで、だ液が外敵の攻撃からお口の中を守ってくれていることをお話しました …
-
-
口腔防衛隊!?
口は多くのものが体内へと入るための玄関。 このため、常に細菌や乾燥などにさらされ …
- PREV
- 歯間ブラシのススメ
- NEXT
- 妊娠中の歯科治療は問題ありませんか?