仕上げみがきのやり方

今回は、仕上げみがきの具体的な方法についてお話しましょう。

少し前のメルマガでは、お子さんが自分で歯ブラシを持つようになるまでの間、親御さんがお子さんの歯をみがいてあげる「保護者みがき」のお話をしました。
※こちらから確認できます
「保護者みがきのお話」
大きくなってきて、自分で歯ブラシを持つようになってから、ひとりで歯をみがけるようになるまでの間は、親御さんが「仕上げみがき」をしてあげてください。
ひとつの目安として、小学校低学年の間ぐらいまでは、仕上げみがきをすることをおススメします。
みがく姿勢は、お口の中が見やすく、安全でみがきやすい姿勢として、２パターンあります。
１つは、親御さんがお子さんの後ろに回り頭を固定してみがく方法です。

もう１つは、親御さんのひざの上に寝かせる方法です。

お子さんが上手に立っていられないうちは、親御さんのひざの上に寝かせる方法をオススメします。
歯みがき粉を使い始めたら、だ液や歯みがき粉を飲みにくくするため、お子さんを立たせてみがくほうが良いでしょう。
歯のみがき方は、保護者みがきと同じです。
歯ブラシは、鉛筆の持ち方でにぎりましょう。

歯ブラシの毛先をきちんと歯に当てて、毛先の弾力を利用して、軽い力でやさしく磨きます。
力を入れる必要はありません。
軽い力で小刻みに動かして、みがいていきましょう。

むし歯になりやすいのは、
・奥歯のかみ合わせ部分４か所
・上の前歯
です。
特に注意してみがいてください。
また、生え変わりが始まったら、さらに注意が必要です。
中でも、最初に生える６歳臼歯は重要です。
必ずみがき残しをチェックしましょう。
６歳臼歯は上下の噛み合わせを決める重要な歯です。
この歯は絶対にむし歯にしないように、チェックと仕上げみがきを忘れないでください。
仕上げみがきの大切な心がまえは、「落ち着く」ことです。
ゆったりした気持ちでみがいてあげましょう。
親御さんが落ち着かない気持ちでみがくと、つい力が入り過ぎたり、雑になってしまったりして、かえって歯みがき嫌いにさせてしまうこともあります。
親子のスキンシップの時間として楽しみながらみがいてくださいね。