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子どもは知覚過敏にならない!?

   

夏本番、ひんやりスイーツが欠かせない時期になりました。
あなたは、かき氷? それとも、アイスクリーム

いずれにしても、冷たいおやつがとっても美味しいですよね。
ところで、あなたは冷たいものを食べたときに「ズキッ」という歯の痛みを感じたことはありませんか?
「あれ!?歯医者さんで、むし歯が無いことは確認したはずだけど・・・」
それは、きっと『知覚過敏』です。

歯の表面を覆っているエナメル質が欠けたり、歯ぐきが下がってしまったりすることで、エナメル質の内側にある象牙質の管がむき出しになり、歯髄(歯の神経)に直接刺激が伝わってしまうために、「ズキッ」と瞬間的な痛みを感じてしまう症状です。

知覚過敏予防歯みがき粉『シュミテクト』のTVCMをご覧になったことがある方も多いと思いますが、まさにあのような痛みが瞬間的に訪れます。
冷たいものを食べたときの刺激で痛む方がほとんどですが、重症化すると風が当たるだけでも痛むということもあります。
アイスを食べて「ズキッ」としみたら、歯医者さんで診察を受けるようにしてください。
● 子どもは知覚過敏にならない?
知覚過敏は、比較的おとなに多い症状だと言われています。
シュミテクトの開発元であるグラクソ・スミスクライン社が行った調査によると、はじめて知覚過敏の症状を感じた年齢は、平均で22歳だそうです。

子どもの場合、歯の表面が欠けたりすり減ったりする前に、乳歯が抜けて歯が生え変わるため、大人と比べると知覚過敏の症状を感じにくいと考えられています。
「そういうことなら、子どもはカキ氷やアイスを食べさせても大丈夫!」・・・と思うのは、少し早まった考え方です。
子どもも、知覚過敏になる可能性はあります。大人と違って、比較的症状を感じにくいというだけです。
子どもの場合は、歯のエナメル質や象牙質がまだ柔らかいため外からの刺激に弱く、力任せに歯をみがいたりしていると、大人以上に知覚過敏のリスクが高いので、注意が必要です。
また、たとえ知覚過敏の痛みを感じにくいとしても、夏場の子どもたちのお口の中は、危険がいっぱいです。
夏休みは、ついつい生活のリズムが狂いがちです。
食後に『歯をみがく』習慣も乱れやすくなります。
前述の通り、歯のエナメル質や象牙質がまだ柔らかいということは、むし歯になりやすいということでもあります。
特に、生え変わりの時期は、その後の歯ならびにも大きく影響してきます。
つまり、永久歯を早い時期にむし歯にしてしまうと、歯並びが悪くなるリスクも高くなるのです。
むし歯、歯並び、知覚過敏・・・
子どもたちにも、たくさんのリスクがあります。
暑ければ、ついつい冷たいおやつに手が伸びますが、くれぐれも『ダラダラ食べ』には気をつけましょう!
そして、『食べたら歯をみがく』ことを、あらためて習慣にしましょう!
カキ氷やアイスクリームをおいしく食べるためにも、親子で歯を大切にしてくださいね~♪

 - むし歯予防のお話

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