冬の果物 みかん を食べよう!
● みかんの雑学
みかんの旬:12月~2月
一般にみかんと言うと『温州みかん』のことを言い、主に関東地方より南の暖かい地方で栽培されています。
温州みかんは日本が原産とされ、実は欧米でも「Mikan」や「Satsuma」などと呼ばれています。
温州みかんは、収穫時期によって大きく4つのタイプに分かれます。
【極早生温州】
9月から10月頃に掛けて収穫されるもの
【早生温州】
10月から12月頃に掛けて収穫されるもの
【中生温州】
11月~12月頃に掛けて収穫されるもの
【普通温州】
1月以降に収穫されるもの
全体としては12月から2月にかけてが旬ですが、ハウス物も安定して供給されているので、市場にはほぼ通年出回っています。
● みかんの選び方と保存方法
まずは、みかんの選び方です。
1.美味しい形
比較的扁平な形をしているものを選びます。
大きい物は皮やジョウノウ(袋の部分)が厚い場合があるので、避けた方が良いでしょう。
2.表面の色艶
全体によく色付き、紅がさし艶があるもの、そして皮に張りがあるものを選びましょう。
3.小さいヘタ
枝から切り取ったヘタの部分が小さいもののほうが、美味しい傾向があるのだそうです。
4.手で持ってみる
皮が固く厚みを感じる物、中の実との間に隙間が出来てゴワゴワした物は避け、持った時にしっかりと重みを感じるものを選びましょう。
次に、みかんの保存方法です。
1.温度に気をつけて
温州ミカンは冷蔵庫に入れておくと低温障害を起こし傷んでくる場合があります。風通しが良い冷暗所に保存しましょう。
2.箱入りを買う場合
箱入りは、流通の時点で底の物にかなりの負担がかかっています。天地を裏返し、底の蓋を開けて底の物から食べるようにしましょう。
また、一度全部チェックし、傷やカビが無いか確かめましょう。特にカビは伝染するので、カビのあるものは取り出してください。
● 風邪予防だけじゃない!
みかんと言えばビタミンCというイメージの方も多いことでしょう。
みかん2個で1日に必要なビタミンCを摂取することができるそうです。
豊富なビタミンCが風邪の予防に大きな効果を発揮してくれます。
クエン酸も豊富で、みかん1個で1日の必要量が摂取できてしまいます。
クエン酸は、体内の酸性物質を減少させる効果、疲労回復、血をきれいにする働きがあります。
ジョウノウという袋の部分にはペクチンが多く含まれていて、整腸作用があり、便秘やお腹を壊しているときに効果があります。
近年注目を集めているのが、ガンの予防効果です。これは、βクリプトキサンチンという栄養素の作用で、みかんに豊富に含まれています。
温州みかんでは、1日1個~2個摂取すると効果的だと言われているそうです。
また、みかんには尿酸値を下げる働きがあると考えられています。
通風は、血液中の尿酸値が高くなりすぎた時に尿酸の結晶が指の関節などに溜まって痛みを引き起こす病気です。
みかんを毎日食べると痛風にかかる率が低くなるデータ結果が出ており、通風への効果が期待できる果物と考えられています。
実は、日本で一番食べられている果物が『みかん』です。
積極的に摂取して、冬場の健康管理に役立てたいですね。
● おいしく食べるアイディアレシピ
ハチミツみかん♪
1.温州ミカンを剥いて、容器にどんどん入れていきます。(できるだけキレイに剥くのがポイントです。実がつぶれるともったいないので「手剥き」が良いでしょう。)とても手間がかかりますが、根気の続く限り剥いていきましょう。(テレビを見ながら剥くと良いかも知れませんね。)
2.ミカン2個につき大さじ1くらい、たっぷりめのハチミツを入れ、全体に混ぜ合わせていきます。
3.容器にふたをして、冷蔵庫で一晩冷やしたら出来上がり!
みかんを剥くことだけが大きな手間ですが、あとは冷蔵庫で冷やすだけの簡単デザートです。
お子さんとこたつでテレビを見ながら、一緒に作ってみてはいかがでしょう?
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