冬の野菜 大根 を食べよう!
大根といえば、青首ダイコンがもっともポピュラーで通年出回っていますが、旬は“冬”。
(大根の旬:12月~3月)
実は、古代エジプトの記録にも残っているほど大昔から食べられてきた野菜なんですよ。
● 大根の選び方
おでんでは人気ナンバー1の座を争い、魚と一緒に煮物にすると相性抜群、おろすとピリリ、火を通すと甘い・・・
まさに冬野菜の王様「だいこん」。
水分を多く含んだ大根は、煮ても、漬けても、炒めても、それぞれ違ったおいしさを楽しむことができる野菜です。
大根を選ぶときのコツは、5つあります。
1.毛穴の数が少ないもの。
2.しっぽが長いもの、首の黒ずみがひどいものは避ける。
3.肌が白く、すべすべでハリとツヤがある。
4.葉がいきいきとしていて、黄ばんでいないもの。
5.葉が切られているものは、切り口にスが入っていないものを。
● 大根の保存方法
大根はほとんどが水分ですので、水分が飛んでしまわないように保存方法に気をつけましょう。
保存方法に気をつければ、1週間はもちます。
1.葉をつけたままにしておくと、葉が成長してスが入ることがあるので、切り落として、別々に保存。
2.水分がほとんどなので、ラップでしっかり包むか、ぬらした新聞紙に包んで冷蔵庫か冷暗所に保存。1週間はもちます。
3.葉の部分はゆでて冷蔵か、冷凍庫へ。使いやすい長さに切っておくと、Good。
● 1本をめいっぱい楽しもう!
大根は、上部・中部・下部で味わいやかたさが違います。
例えば、“大根おろし”。
大根の使う部分やおろし方で、大根おろしの辛さは違ってきます。
辛くするには大根の先の方を使って、力強く直線的におろします。
逆に辛いのが苦手な場合は、上の部分を使って、丸く円をかくように優しくおろしましょう。
また、おろし器と大根の切った面が直角になるようにおろすと、繊維が細かくなり口当たりがよく仕上がります。
真ん中は甘みがあってやわらかいので,おでんやふろふき大根、ばら肉やぶりの煮物に。
ふくよかな甘みがピッタリですよね。
白菜・豆腐と並び、『養生三宝』と言われている大根。
栄養もたっぷりです。
ジアスターゼと呼ばれる消化酵素を多く含み、たんぱく質分解酵素,脂肪消化酵素も含んでいるとも言われていて、肉や魚などと食べると消化を助ける働きがあります。
ジアスターゼは熱に弱いので、大根おろしや大根サラダで摂取するようにしましょう。
根に多く含まれているオキシターゼは,魚の焦げに含まれている発ガン物質を分解する働きをもっています。
焼き魚にそえられる大根おろしには,味以外にも理由があったんですね・・・
葉に多く含まれているビタミンCは,副腎皮質ホルモン(コラーゲン)の合成をうながし,スキンケアには最適です。
皮には毛細血管を強くするというビタミンPが含まれ,脳卒中の予防に効果が期待できます。
● おすすめの大根レシピ
オススメの大根レシピをいくつかご紹介しますね☆
(クリックすると、レシピにリンクします♪)
・大根の明太マヨネーズサラダ
・大根ステーキ
・ぶり大根
・大根と豚肉のうま煮
・ふろふき大根
寒い冬ももうちょっと!季節の味覚を味わって、寒さを乗り切りましょう☆ミ
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