「歯みがき+α」でプラークコントロール
2016/07/24
プラークを減らす方向にコントロールする努力を総称して「プラークコントロール」と呼んでいます。
プラークコントロールの基本は毎日の『歯みがき』です。
しかしながら、「プラークコントロール=歯みがき」という考え方では不十分です。
歯をみがくこと以外にもプラークコントロールには、次のようなことが含まれています。
◆ 規則正しい食生活
不規則な食事回数や間食など、口の中に食べ物が入っている時間が長いほど、歯の表面がむし歯菌によって溶けやすくなり、プラークが付着しやすい状態を作ります。
特に、糖分が高く、粘着性の強いお菓子などを食べる機会が多いほど、プラークが発生しやすいお口の環境になります。
逆に、ニンジンやゴボウなど、繊維質が豊富で噛む回数が増える食べ物はプラークの発生を抑制し、だ液の分泌が促されて食べかすなどを洗い流してくれるだ液の洗浄効果も得られます。
◆ 歯科医院での定期的なケア(チェックとクリーニング)
プラークコントロールは、自分ですることだけではありません。
歯科医院で受けるプロのケア(歯とお口の状態をチェックし、歯みがきで落としきれないプラークを除去する)も大切です。
実は、私たち歯科医療に従事するプロであっても、毎日の歯みがきだけでプラークを100%除去することは不可能です。
「毎日の歯みがき+定期的なプロケア」が、プラークコントロールのキーワード。
定期的に歯科医院でのケアを受けましょう!
◆ むし歯の治療、詰め物・被せ物の適正化
むし歯があると、ご自身の歯とむし歯の部分に段差ができ、プラークが付きやすくなります。
また、詰め物や被せ物がきちんとあっていない場合にも歯の表面に段差ができてしまい、プラークが付きやすくなります。
プラークが付きにくい環境を整えるには、悪いところをきちんと治療をすることも大切です。
歯みがき以外のプラークコントロールのポイントも意識して、お口の中をより良い環境に整えていきましょう!
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