しんデンタルクリニックのメールマガジン

名古屋市西区の歯医者さん、しんデンタルクリニックのメールマガジン♪浅間町駅より徒歩1分。土曜日も診療。

*

「歯並び」と「姿勢」のお話

   

まずは、質問があります。
「あなたは、お子さんの座高にピッタリの椅子とテーブルを使っていますか?
ある調査では、ダイニングテーブルに座って食事をしているお子さんの55%は、「足が安定していない」(大人用の椅子に座るなどして、足がブラブラしている)と答えています。
実は、足がブラブラしている状態では『咬合力(かむ力)も咬合面積も15%ダウン』していることが分かっています。

小さなお子さんには、ぜひ足置きのある“子ども椅子”に座って欲しいと思います。
食事中の姿勢も真っすぐになりますよ!
一方で、“正座”をして食べることはどうなのでしょうか?
これも疑問が残る調査結果があります。
座卓で食べているお子さんの場合、半数近くが「足を崩して食べる」と答えているそうですから、正しい姿勢とは程遠い状態です。
足を崩して食事をすると、身体の軸がずれた状態でかむことになるので、あごの発育に悪影響が出るだけでなく、脊椎など全身がゆがむ原因にもなります。
“食事中のお子さんの姿勢”を意識してみてくださいね!

●日頃の姿勢があごの形を決める
“猫背”は昔から言われていますが、最近は“脱力系の姿勢”(首がガクッと前に出て、下あごが下がり口がポカンと開いたような姿勢)のお子さんも増えているようです。

ほかにも、首が左右どちらかに傾いているお子さんも気をつけたほうが良いでしょう。

このような姿勢の悪さは、あごの形と非常に深く関わってきます。

●かむ力やあごの形と歯並びにどんな関係が?
例えば、前歯が互い違いにガタガタに並んでいたりする場合があります。

これは、あごの骨の大きさと歯の大きさのバランスが取れていないことにより起こることが多く、言い換えれば小さなあごと大きな歯の組み合わせによって起こる現象です。
あごの成長と食生活とは大きな関わりがあります。
やわらかいものばかりを食べるような食生活をしていると、あごが十分に発達しないというお話を聞いたことがある方は多いと思います。
あごが十分に発達しなければ、歯の大きさとのバランスが悪くなり、凸凹ができやすくなります。

『歯並びが悪い』と言われる状態にはこの他にもたくさんの症状がありますが、いずれの場合でも、“あごの形”や“あごの発育”とは切っても切れない関係にあります。
しかしながら、お子さんは時間とともに成長をしていきます。つまり、歯が生えるとともに、あごも成長していくということです。
ですから、いずれ永久歯が生えてくるときのことを考えて、お口の中を整えてあげることが必要なのです。

 - 歯並びのお話

  関連記事

永久歯が生える時期と順番

今回は、永久歯に生え変わる時期と順番のお話をします。 最初に、大まかな生え変わり …

生え変わりと歯並びのお話

下の奥に6歳臼歯が生え始め、下の前歯の乳歯がグラグラし始めて、乳歯から永久歯への …

歯の生え変わりのお話

下の奥に6歳臼歯が生え始め、下の前歯の乳歯がグラグラし始めて、乳歯から永久歯への …

歯並びが悪いままだと・・・ ~日常生活への影響~

今回は、『悪い歯並び』が引き起こす“日常生活”での弊害について考えていきましょう …

うちの子の歯並び、良い?悪い?

先日、こんなご質問をいただきました。 「うちの子の歯並びってどうですか?」 「う …

歯並びが悪いままだと・・・ ~身体への影響~

悪い歯並びや悪いかみ合わせをそのままにしておくと、一体どんな影響があると思います …

『指しゃぶり』に気をつけて!

お子さんの歯並びを悪くする原因のひとつに、『指しゃぶり』があります。 お子さんの …

良い歯並びと悪い歯並び

このメールマガジンでお届けしているテーマのひとつが『歯並び』です。 ところで、歯 …