乳酸菌はむし歯の原因!?
ヨーグルトや乳酸菌飲料に含まれる『乳酸菌』
この乳酸菌が『むし歯の原因』になるとか、ならないとか、数十年前からたびたび議論されているそうです。
お腹の調子を整える整腸効果が高いといわれる『乳酸菌』、積極的に摂取しているお子さんも多いかもしれません。
でも、もしそれがむし歯の原因になるとしたら、ちょっと考えてしまいますよね。。。
その真相は・・・
結論から言うと、乳酸菌がむし歯の直接の原因になる、あるいは乳酸菌がむし歯を進行させるという科学的根拠は見つかっていません。
しかしながら、ヨーグルトや乳酸菌飲料が、間接的にむし歯の原因となってしまうことはありえます。
むし歯の原因は、ヨーグルトや乳酸菌飲料に含まれる大量の『砂糖』が関係しているのです。
腸内には、善玉菌と悪玉菌が存在していますが、実は、お口の中にも善玉菌と悪玉菌が存在しています。
むし歯になる原因は、口の中に存在する悪玉菌で、乳酸菌などの善玉菌と似た働きをする『ミュータンス菌』という悪玉菌です。
このミュータンス菌は、乳酸菌と同じで糖分を分解して酸を生成します。
その酸によって歯が溶けてしまうことで、むし歯になってしまいます。
この一連の作用が、ミュータンス菌と乳酸菌とでよく似ていることから、乳酸菌がむし歯の原因と間違えられてしまう原因になっているのかもしれません。
また、ヨーグルトや乳酸菌飲料は粘着質が強いため、大量に砂糖を含んでいるヨーグルトや乳酸菌飲料が、歯に長時間付着したままの状態になり、その結果としてむし歯になりやすいという一面はあります。
ということは、ヨーグルトや乳酸菌飲料を摂取することがむし歯の原因になってしまうのではなく、ヨーグルトや乳酸菌飲料を「摂取した後の過ごし方」に注意しなくてはならないということです。
ヨーグルトや乳酸菌飲料などで乳酸菌を摂取する場合は・・・
1.できれば無糖のものを選ぶようにする
2.食後の歯みがきを忘れずに(特に就寝前に摂取した場合)
3.歯がみがけないときは、水を飲んで、お口の中に残った乳酸菌を流す
このように、摂取した後に、お口の中にむし歯の原因となる糖分を残さないようにする習慣が大切です。
身体に良いものを摂取して、どこか他の部分を悪くしてしまっては、元も子もありません。
お子さんの健康をしっかり守っていきましょう!
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