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『ナス』を美味しく食べよう!

   

● ナスの旬
夏~秋:7月~9月
秋茄子の“秋”は、旧暦の秋を意味します。
意外なことですが、ナス自体にはほとんど味がありません
しかし、調理したナスはとってもおいしいですよね。
そのおいしさは、だし汁や調味料、油をよく吸い込むことから生まれるものです。
ただし、生のナスは油はよく吸い込みますが、だし汁はほとんど吸いません。だし汁を吸い込むのはナスが加熱されてからです。
加熱によって、うまみ成分のグルタミン酸も発生するので、一層おいしくなります。
加熱と吸収力を活かすことがナスのおいしさを引き出すポイントです。
● ナスの選び方と保存方法
まずは、ナスの選び方です。
1.黒紫色が美しく、濃く、ハリ、ツヤのあるもの。変色やシワのあるものは避け、しっとりとして柔らかいものを選びましょう。
2.ヘタの周りがみずみずしく、トゲに触れると痛いくらいのもの。(トゲを手に刺さないように気をつけて選びましょう。)
3.ヘタに比べて実が小さいようならまだ未熟な証拠。
比較的パッと見ただけで分かりやすいポイントだと思います。
次に、保存方法です。
1.乾燥しないように、袋に入れるかラップをして冷暗所か冷蔵庫の野菜室に。
2.低温に弱い野菜です。冷やし過ぎないように気をつけて、なるべく早めに使い切ります。
3.調理の際、切ったらすぐに使うか水に漬けるようにします。でないと切り口部分が黒く変色してきます。
● ポリフェノールの抗酸化作用!
ナスには、抗酸化物質“ポリフェノール”が豊富に含まれています。
ポリフェノールは、がんの抑制、生活習慣病の抑制、抗アレルギー作用、ストレス耐性の強化、老化防止、抗菌作用など、さまざまな効能が明らかになってきました。

ナスには黒紫色の皮に含まれる色素のナスニンや切り口を茶色に変色させる物質など、ポリフェノールがたっぷりと含まれています。
これらは加熱で失われることはありませんが、水に溶けやすい物質です。
ナスを皮ごと煮ると煮汁が青紫色に染まりますが、これが溶け出したポリフェノールです。
ナスの皮を剥いてしまったり、水に漬けてアク抜きをすると、せっかくのポリフェノールを捨ててしまっていることになります。
ポリフェノールの摂取を第一に考えるなら、皮も大切に食べたいものです。
● おいしく食べるおススメレシピ(リンクをクリック(タップ)するとサイトが開きます)
ピーマンとナスの甘酢炒め

ナスとトマトのバジルマヨチーズ焼き

なすと野菜の冷たいサラダ

なすと鶏肉のドライカレー

ナスのブラックペッパーソテー

 - 旬の食べ物を食べよう!

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