自分に合った歯ブラシでみがこう!
2017/12/19
毎日何気なく使っている歯ブラシ。
乳歯期用から生えかわり期用、成人用、さらには歯周病ケアのための歯ブラシなど、様々な種類の歯ブラシがあります。
自分に合った歯ブラシでブラッシングすることで、むし歯や歯周病を効果的に予防することができます。
一般的には、歯ブラシの柄は細く毛先の部分は小さめの方が口の中全体に毛先が十分に届き、奥歯や細かい部分もみがきやすいでしょう。
◆歯ブラシの硬さ
歯ブラシの毛は、乾燥しやすいナイロンがおすすめです。
ほどんどの歯ブラシの毛の硬さは「ふつう」ですが、歯の表面の汚れを落とすには、毛の柔らかい歯ブラシより、硬い歯ブラシのほうが効果的です。
しかし、硬い歯ブラシは歯ぐきを痛める恐れもあるため、みがく力に注意する必要があります。
強い力でみがく癖のある人が硬めのブラシを使うと、歯がすり減ってしまいます。
硬めの歯ブラシは、力が弱くどうしても弱めにみがいてしまうお年寄りや女性向きと考えてください。
柔らかい歯ブラシは歯周病で歯ぐきが腫れてちょっとでもブラシが当たると痛いという方におすすめです。
ただし、歯ぐきの腫れが治ったら普通のブラシに変える必要性があります。
軟らかい歯ブラシを使い続けるとまた歯垢が残る→歯ぐきが腫れる、と悪循環になるからです。
別に何も問題なければ「ふつう」の硬さがおすすめです。
◆歯ブラシを取り換える時期は?
歯ブラシを長く使っていたり、みがく力が強いと、毛先が開いてきます。
歯ブラシの毛先が開いたまま使っていると歯垢(プラーク)を落とす力が低下するだけでなく、歯肉を傷つけることにもなります。
また、同じ歯ブラシを長く使っていると、毛の弾力がなくなり汚れを落とす効果が弱まるので、歯ブラシは1か月を目安に取り換えましょう。
自分に合った歯ブラシでお口の健康を守りましょう。
関連記事
-
-
歯の病気が心臓疾患の原因に!?
近年の研究で、「歯とお口の健康状態は、全身の健康と大いに関わりがある」ということ …
-
-
フッ素のチカラでむし歯予防
初期段階のむし歯の進行を抑え、歯の再石灰化も役立つフッ素(フッ化物)。 最近よく …
-
-
世代別!歯のみがき方ポイント!
乳幼児期、思春期、青年期、そして高齢期。 年を重ねると共に成長し、ライフスタイル …
-
-
2つのだ液って?
口の中に常にある「だ液」。 影の薄い存在のようですが、実は「だ液」が私たちの健康 …
-
-
噛む習慣を考え直そう!
ガムを噛む人が減っているそうです。 全日本菓子協会の調べによると、少子化が進み、 …
-
-
「歯ぎしり」をセルフチェックしてみよう!
寝ている間にギリギリと歯をこすりあわせる「歯ぎしり」 歯ぎしりはその力も強く、起 …
-
-
入れ歯のお手入れ、お忘れなく!
毎日歯みがきをするように、入れ歯も日々お手入れが必要です。 むし歯の原因となるプ …
-
-
気をつけて!歯ぎしりの怖さ!
歯ぎしりは眠っている間のことなので、なかなか自覚しづらいものです。 歯ぎしりと言 …
-
-
歯年齢と歯の寿命
「歯年齢」という言葉をご存知でしょうか? 歯にも年齢があり、寿命があります。 例 …
-
-
「酸蝕症」をご存知ですか?
近ごろ「酸蝕症」の症状を訴える患者さんが増えています。 初めて耳にする方もいらっ …
- PREV
- 口臭対策のセルフケア
- NEXT
- 新年はピカピカの歯ブラシで!