ドライマウスに気をつけよう!
2015/11/24
ドライマウスをご存知ですか?
『口腔乾燥症』(こうくうかんしょうしょう)と呼ばれる症状で、最近この症状に悩む方が増えています。
具体的には、加齢や精神的なストレスなど、何らかの理由でだ液の分泌量が少なくなることで口の中が乾燥した状態になる症状が現れます。
初期段階では、口の中がネバネバしたりパサついたりして、食べ物が飲み込みづらい、口臭が発生するなどの症状が現れます。
さらに症状が進むと、舌にひび割れができてその痛みで食事がしづらい、口臭が強くなる、さらにはむし歯や歯周病が発生するなど症状も深刻になっていきます。

ドライマウスの原因はさまざまなことが考えられます。
・飲酒や喫煙
・口が乾く副作用がある薬の服用(風邪薬や抗ヒスタミン剤、血圧降下剤など)
・やわらかいものばかり食べることでアゴの周りの筋肉が衰えて、だ液の分泌機能の低下しまうこと
このように、生活習慣に由来する原因もあります。

対策としては、だ液の分泌量を増やすことです。
食べ物をよくかんで食べることで、だ液の分泌量は増えます。
また、酸味のある食べ物でお口の中を刺激するのも良いでしょう。
キシリトールガムをかむこともだ液の分泌を促します。
飲酒や喫煙を控えることも大切ですし、保湿成分配合のマウスウォッシュを使うのも効果的です。

そして、口の乾きを感じたら、早めに歯科医院で相談しましょう。
他の症状と同様に、早めのケアをすることが大切です。
関連記事
-
-
えっ!? 神経抜くってどういうこと!?
ズキズキ、歯が痛い!重い気持ちのまま、歯医者に行くと、先生が・・・あぁ、神経まで …
-
-
「歯ぎしり」をセルフチェックしてみよう!
寝ている間にギリギリと歯をこすりあわせる「歯ぎしり」 歯ぎしりはその力も強く、起 …
-
-
むし歯の原因は生活習慣に?
「歯をみがいているのに、むし歯になってしまう・・・」 そんな方におすすめしたいの …
-
-
歯年齢と歯の寿命
「歯年齢」という言葉をご存知でしょうか? 歯にも年齢があり、寿命があります。 例 …
-
-
2つのだ液って?
口の中に常にある「だ液」。 影の薄い存在のようですが、実は「だ液」が私たちの健康 …
-
-
気をつけて!歯ぎしりの怖さ!
歯ぎしりは眠っている間のことなので、なかなか自覚しづらいものです。 歯ぎしりと言 …
-
-
デンタルフロスで50%→90%!
デンタルフロスを使ったことはありますか? もしかすると、歯ブラシだけでも面倒なの …
-
-
「酸蝕症」をご存知ですか?
近ごろ「酸蝕症」の症状を訴える患者さんが増えています。 初めて耳にする方もいらっ …
-
-
自分に合った歯ブラシでみがこう!
毎日何気なく使っている歯ブラシ。 乳歯期用から生えかわり期用、成人用、さらには歯 …
-
-
親知らずは抜いたほうがいい?
口の中の一番奥に生えてくる歯を「親知らず」といいます。 20歳前後に生えてくる歯 …
- PREV
- LINE@ vol.96
- NEXT
- LINE@ vol.97
