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乳幼児期のデンタルケア(2)

   

乳幼児期のむし歯予防のお話の中で、患者さんから最も数多く寄せられる質問が・・・
『何歳から歯みがきをはじめたら良いですか?』
という質問です。
歯とお口の健康を守るために最も大切なことは、毎日の『歯みがき』です。
これは、大人も子どもも同じです。

今回は、“乳幼児期の歯みがき”について確認しておきたいと思います。
Q.何歳から歯みがきをはじめたら良いですか?
歯が生え始める前は、必要ありません
だいたい6~7ヶ月の頃に歯が生えはじめますが、赤ちゃんによっても個人差はあります。
まだ前歯の生えはじめであるこの時期は、歯みがきも準備段階です。
いきなり歯ブラシのような固いものを入れられてゴシゴシみがかれたら、赤ちゃんもびっくりしてしまいますので、まずは少しずつという気持ちで始めていきましょう。
歯をみがくというよりも、歯みがきを嫌がらないように、歯ブラシを口の中に入れられることに慣れるのが第一目標です。

慣れないうちはみがくのも大変ですから、1日1回機嫌の良いときに慣れてきたら離乳食の回数に合わせて1日に1~3回程度が適当でしょう。

Q.いつごろまで親が歯みがきを手伝ってあげると良いですか?

お子様自身で上手に歯みがきができるようになるには、それなりに練習が必要です。
ですから、成長に合わせたみがき方を覚え、また保護者の方が手伝ってあげましょう。
特に、小学校に入る頃は、乳歯から永久歯へと“歯の生え変わり”を迎える大切な時期です。
生えたての永久歯のエナメル質は未成熟で、むし歯になりやすい状態です。
小学校3年生くらいまでは、少なくとも1日に1回はお子様がみがいた後を見てあげて、不充分なところを保護者の方がみがいてあげるようにしましょう。
★ 保護者みがき ★
歯が生えてきたら歯みがきのスタートです。
まず赤ちゃんが歯ブラシに慣れるようにしましょう。
歯ブラシを鉛筆の持ち方でにぎり、

赤ちゃんの頭をお母さんの膝にのせて、寝かせた形でみがきます。

歯ブラシの毛先を歯にきちんとあて、軽い力で小きざみに動かしてみがきます。
むし歯になりやすい奥歯の噛み合わせ4ヶ所上の前歯は特に注意してみがきましょう。

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保護者みがきについては、バックナンバー
保護者みがきのやり方』もご参照ください。
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「世代別デンタルケアのお話」バックナンバー」
第1回 乳幼児期のむし歯予防(1)
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 - 年代別デンタルケアのお話

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