しんデンタルクリニックのメールマガジン

名古屋市西区の歯医者さん、しんデンタルクリニックのメールマガジン♪浅間町駅より徒歩1分。土曜日も診療。

*

大人にフッ素は必要ないのでしょうか?

      2016/03/23

フッ素には、次のような効果があります。

1)歯質を強化する(エナメル質を強化する)
2)歯の再石灰化を促進する
3)むし歯菌の活動を抑制する

フッ素入り歯みがき粉

生えたての歯(生え変わったばかりの歯)のほうがフッ素を歯に取り込みやすいため、お子さんのむし歯予防によく活用されます。

だからと言って、大人の方には効果が無いというわけではありません

フッ素のチカラ

大人の方で最もむし歯リスクが高いのは、『2次う蝕』(にじうしょく)と呼ばれるものです。

これは、治療済の歯が再びむし歯になることです。

むし歯の治療を簡単に表現すると、むし歯ができてしまった部分を削って取り除き、穴が開いた部分を詰め物や被せ物で埋めます。

ご自身の歯と詰め物・被せ物との接合部分には、どうしても小さなすき間ができるため、そこがむし歯になりやすいのです。

二次う蝕(二次カリエス)

また、歯周病が進行してしまうと、歯ぐきが下がって歯が露出してしまい、そこもむし歯になりやすい部分です。

歯周病の進行(歯の露出)

最近の研究データでは、これらのケースにもフッ素が有効であることが分かってきました。

大人の方もフッ素入り歯みがき粉などを活用したむし歯予防にも、積極的に取り組んでみましょう!

 - Q&A

  関連記事

心の健康と歯周病の関係

歯周病がさまざまな全身疾患と関係があることは、広く知られるようになりました。 糖 …

子どもが歯みがきを嫌がります・・・

歯をみがく習慣は「歯が生えた時から」始まります。 とは言っても、最初は自分で歯を …

学校歯科健診
学校検診はどんな検査をしていますか?

新学期が始まると、お子さんたちの歯とお口の健康状態をチェックする『学校歯科検診』 …

歯ブラシはどのぐらいの期間使えるの?

今回は、歯ブラシの『寿命』について考えてみましょう。 あなたは、今の歯ブラシをど …

医療費控除で、税金が戻ってくる???

「医療費控除」という言葉をご存知でしょうか? あなたやあなたと生計を一緒にする家 …

「フレイル」をご存知ですか?

今、厚生労働省を中心に国を挙げて啓蒙活動を進めている「フレイル」という言葉をご存 …

どうして口内炎ができるのですか?

口内炎で悩まされた経験は、どなたにもあることでしょう。 ・食事中に誤って口の中を …

乳歯は永久歯に生えかわるから問題ないですよね?

2歳半~3歳頃に乳歯がすべて生え終わり、乳歯列が完成します。 この頃に乳歯の歯並 …

治療したから、もうむし歯にならないですよね?

患者さんから、 「治療した歯だからむし歯にはならないですよね?」 と質問されるこ …

夏場の『水分補給』に最適な飲み物は?

本格的な夏がやってくると「熱中症」の話題が増えます。 熱中症対策には、電解質の補 …