歯の色が気になるのですが…
「歯に色がついているみたいなんです…」
「口を開けると前歯の色が気になって…」
「歯の色って白く戻せませんか?」
よくこのような質問をいただきます。
もしあなたが歯の色を気にしているとしたら、それは決して珍しいことではありません。
2004年にGCさんが実施した『国民意識調査』の結果によると・・・
Q.お口のことで満足していないことは?
実は、60%を超える方が歯の色について満足していません。
歯の色を気にしている方は、たくさんいらっしゃるのです。
気になるあまり“歯を強くみがきすぎてしまう”方が数多くいらっしゃいますが、歯みがきだけで歯を白くすることは難しく、むしろ強くみがき過ぎたために歯ぐきを傷めてしまうリスクが大きくなります。
気になる歯の色に対処するためには、歯に色がついてしまう原因を知ることが大切です。
本来の色から変色してしまう原因を知ることで、歯をキレイに保つことに役立てていただければと思います。
【原因①】食べ物や飲み物
カレーや香辛料の食物の色素成分、コーヒーや紅茶、ワインなどに含まれるタンニン酸、タバコのヤニなど、日常的に摂取している飲食物や嗜好品が着色の原因となります。
摂取直後の色素はブラッシングで除去されますが、時間の経過とともに、着色(汚れ)は取れにくくなっていきます。
このような歯の表面の着色(汚れ)は、歯科医院で行う歯面清掃で改善することがあります。
【原因②】加齢による変化
子どもの頃は白い歯でも、大人になると黄色みがかり、年齢とともに黄ばんできます。
これは、年齢とともにエナメル質(歯の表面の組織)が薄くなって、黄色の色が強い象牙質(歯の内側の組織)が透けて見えてきていることによるものや、象牙質の変色によるものです。
生理現象ですから、仕方のない一面があります。
【原因③】全身疾患や薬材
例えば、お子様のむし歯予防に使われるフッ素を過剰摂取してしまうと、変色の原因となります。
また、歯みがき粉の中にも歯に着色しやすい物質が含まれた商品が存在します。
また、20~30年前ぐらいに小児科・産婦人科でよく処方されていたテトラサイクリンという抗生物質も歯の変色要因となっていることが分かっています。
【原因④】歯の神経(歯髄)が死んでしまった場合
むし歯の治療など何らかの理由で神経の処置をした場合、外傷など歯をぶつけてしまった場合など、歯の神経(歯髄)が死んでしまった場合に歯が黒ずんでくることがあります。
神経の処置をするとこのような影響もありますから、歯を大切にしましょう!
もしこれらの原因に思い当たるところがあったとしても、歯科医院で適切な対処を受けることで、歯に着いた色が改善することもあります。
実際のところ、歯面清掃・ホワイトニング・薬の塗布など、症状に応じた改善法が見つかる場合が多いものです。
あなたも気になっていることがありましたら、気軽にご相談ください!
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