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花粉症との付き合い方

      2018/02/22

うららかな春がやってきますね。
しかし、花粉症の人にとって、春は憂鬱な季節…。

少しでも春を楽しめるように、花粉症と上手く付き合っていきましょう。

◆花粉症と付き合う

花粉症で問題になるのはQOL(生活の質)の低下。

たとえば、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの花粉症の症状は集中力や判断力、作業能率を低下させます。

中でも鼻づまりは、睡眠障害の原因にもなり、日中の疲労や眠気にもつながります。

花粉症を「防ぐ」、花粉症から「逃げる」、花粉症に対して「強くなる」ことを意識して、QOLを保ちつつ、花粉症と上手に付き合いましょう

1. 防ぐ

花粉症の原因は花粉なので、花粉症の症状を和らげるには、花粉を防ぐことが重要です。

<マスク>

マスクを装着することで、吸い込む花粉を約3分の1から6分の1に減らすことができます。

インナーマスク(マスクの内側にガーゼを当てること)でさらに花粉を減らすことができます。

<メガネ>

普通のメガネで40%、花粉症用のメガネで65%も眼に入る花粉量が減少します。

ちなみに、コンタクトレンズはアレルギー性結膜炎の症状を増幅する可能性があるので、メガネに替えるとよいでしょう。

<服装>

花粉が付着しやすいウール素材は避け、つばの広い帽子と手袋で、露出している頭、顔、手を隠し、花粉の付着量を減らしましょう。

<うがい・洗顔>

顔や喉についた花粉を洗い流しましょう。

<換気と掃除>

窓を薄く(約10cm)開け、レースのカーテンをすることで室内に入ってくる花粉を約4分の1に減らすことができます。

床を拭き、カーテンも洗濯しましょう。

⒉ 逃げる

日本で発症する花粉症の多くが2月~4月頃に飛散するスギ花粉によるものです。

ただ、北海道や沖縄にはスギがほとんど存在しないため、スギ花粉が多く飛ぶ時期だけ、北海道や沖縄へ逃げることができたら良いのですが、なかなかそうもいきません。

せめて花粉が多い時間帯や気象条件から逃げましょう

スギ花粉は、一般的に昼前後と日没後に多くなります

①晴れて気温が高い日
②空気が乾燥して風が強い日
③雨上がりの翌日

花粉が多い時間帯や気象条件では、なるべく外に出ないようにしましょう。

また、花粉の飛散状況について正確な情報を得ることが重要です。

心強い味方は「はなこさん」

花粉飛散シーズン(2月~5月)になると、環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)が、1時間ごとの最新の花粉飛散量や飛散方向などを教えてくれます。

⒊ 強くなる

免疫力が低下すると花粉症にかかりやすくなります。

免疫力を高めるには、睡眠と栄養バランスのとれた食事、適度な運動、そしてストレスコントロールが有効です。

お手軽な対処法として、鼻水、鼻づまりの症状がつらいときは、温かい蒸しタオルなどを鼻の部分にあてると、自律神経系の反射で鼻の通りがよくなります。入浴も同様の効果があります。

花粉症で憂鬱な春を、うららかな春として少しでも楽しむために、万全の花粉症対策と早めの予防を行いましょう!

 - 季節の雑学

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