世代別!歯のみがき方ポイント!
2017/04/19
乳幼児期、思春期、青年期、そして高齢期。
年を重ねると共に成長し、ライフスタイルが変化していくのと同じように、その時々に合った歯のみがき方があることをご存知でしょうか?
◆ 乳幼児期から思春期まで
歯が生え始めた乳幼児期は、歯ブラシに慣れ親しむことからスタートしましょう。
最初は、大人がみがいてあげる『保護者みがき』からスタートしますが、強い力でみがいてしまうと、お子さんが嫌がります。
歯ぐきを傷つけないように、歯ぐきを指で押さえながら力を入れずにみがいてあげましょう。
お子さんが自分でみがくようになったら、大人の役目は仕上げみがきとみがき残しのチェックへと変わります。
特に、乳歯から永久歯へと生え変わる6歳~12歳ごろは、むし歯になりやすい時期です。
むし歯を作らないように、丁寧な歯みがきを心がけましょう。
◆ 思春期
思春期は、ホルモンの変化により歯周病にかかりやすい時期です。
そんなに若くても!?と思うかもしれませんが、厚生労働省の調査によれば、10代の40%以上が歯周病の初期症状である『歯肉炎』にかかっていると報告されています。
歯をみがくと出血する、口臭があるなどの症状があらわれたら要注意!
歯科医院で歯のみがき方をアドバイスしてもらいましょう!
◆ 青年期
大人になると、一度治療した部分がむし歯になることが多く、詰め物から周りの歯へむし歯が進行することもあります。
また、歯周病が進行しやすいのもこの時期です。
仕事が忙しいなど、生活が不規則になりがちですし、歯をみがく習慣もつい怠りがちに・・・
毎食後はもちろん、夜寝る前にしっかり歯をみがくことが大切です。
◆ 高齢期
加齢とともに、歯ぐきがやせて歯の根が目立つようになってきます。
根の部分も、歯と歯の隙間や歯の抜けた場所も、丁寧にみがくようにしましょう!
歯のみがき方は、歯科医院でアドバイスを受けるのが一番です。
気になることがあれば、気軽にご相談ください。
関連記事
-
10月10日は目の愛護デー
10月10日は『目の愛護デー』ということをご存知ですか? 「10を横向きにして二 …
-
全身に影響を及ぼす歯周病!
成人の約80%が歯周病にかかっているともいわれます。 歯周病は歯や歯ぐきの病気だ …
-
歯年齢と歯の寿命
「歯年齢」という言葉をご存知でしょうか? 歯にも年齢があり、寿命があります。 例 …
-
親知らずは抜いたほうがいい?
口の中の一番奥に生えてくる歯を「親知らず」といいます。 20歳前後に生えてくる歯 …
-
デンタルフロスで50%→90%!
デンタルフロスを使ったことはありますか? もしかすると、歯ブラシだけでも面倒なの …
-
口内炎のお話
口内炎で悩まされた経験は、どなたにもあると思います。 食事中に誤って口の中を噛ん …
-
2つのだ液って?
口の中に常にある「だ液」。 影の薄い存在のようですが、実は「だ液」が私たちの健康 …
-
口から食べることの重要性
「口からものを食べること」、これは当たり前のことでしょうか? 加齢等の影響による …
-
気をつけて!歯ぎしりの怖さ!
歯ぎしりは眠っている間のことなので、なかなか自覚しづらいものです。 歯ぎしりと言 …
-
今日から目指そう「8020」!
生涯自分の歯で食べたいという思いは誰もがお持ちでしょう。 平成元年に厚生省(当時 …
- PREV
- LINE@ vol.122
- NEXT
- 学校検診はどんな検査をしていますか?