えっ!? 神経抜くってどういうこと!?
2016/09/25
ズキズキ、歯が痛い!重い気持ちのまま、歯医者に行くと、先生が・・・あぁ、神経まで行っていますね、では歯の神経、抜きますね。っと、サラッと説明。
はい。とは言ったものの、え?神経抜くって?それって痛い?どのくらい治療に時間がかかる?その後どうなるの??などと、分からない事だらけのまま、治療に入られる方も多いのでは?
今回は「神経を抜く」について、詳しく説明します!
まずむし歯には度合いがあります。
図3のようにむし歯が深くまで達している時には、何もしてなくても常に歯がズキズキ痛むようになります。それは神経が炎症をおこしているためです。
また図2のようなむし歯の進行が浅く見える時にもむし歯が神経にまで届いている可能性もあります。
神経は歯の中心部にあり、一度炎症を起こし痛みが出てしまうと元の組織には戻りません。
むし歯の穴が神経に達しているケースやむし歯の出す酸が神経まで及んでいたら、神経を抜くというのが一般的な考え方です。
神経を抜き、消毒、歯の根の治療を行います。
虫歯に侵された部分と神経を全て取り除きます。
中に薬を詰め、時間をかけて綺麗になるまで、消毒を繰り返します。
完全に綺麗になったら、土台を立て、かぶせ物を作ります。
歯の根の治療は1~2回で終わることもあれば、数か月を要する場合もあります。
神経を取りのぞくとほとんどの場合、痛みは治まりますが、ここで治療を中断すると、細菌が悪さを始め血液の流れを介して他の臓器に達することにより、全身疾患に繋がることも考えられます。
むし歯が神経にまで進行すると、痛みも激しく、治療にも時間がかかりますが、初期むし歯の段階であれば、治療も短期間で終わることができます。
また歯の神経を取ってしまうと、歯が脆くなったり、色が変わってしまったりするなど、歯の寿命が短くなってしまいます。
あなたの大切な歯を守るために、予防のための歯みがきを忘れず、定期的な歯科検診でむし歯の早期発見に役立ててください。
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