『少食』で生活習慣病予防
2018/01/26
毎年2月は生活習慣予防月間です。
日本生活習慣病予防協会では、生活習慣病予防に対する国民の意識向上と、これによる健康寿命の伸長を目指すべく毎年2月を「全国生活習慣病予防月間」と定め、
「“一無、二少、三多”で生活習慣病予防」
をテーマとし、啓発活動を行っています。
2018年は“一無、二少、三多”の「二少」にあたる、『少食』がメインテーマで、少食でいることが生活習慣病予防に効果があると言われています。
『少食』とは一度に大量に食べる事を避けつつ、毎回の食事量を減らして、一日のトータル摂取量を少なくすることです。
いっぱい食べてたくさん栄養を摂る方が健康を保てるように思われがちですが、過剰に食べるとかえって不健康になる事も分かってきました。
少食のメリット
・内臓疲労軽減
肉体や脳の疲れは眠ることである程度軽減できますが、内臓疲労は寝たからといって回復するものではありません。
内臓疲労は体の姿勢によっても疲労がたまると言われていますが、主に食べたものを消化する作業で内臓の疲労は溜まっていきます。
つまり内臓疲労を軽減する上で一番効果があるのが『少食』。
食べる量が少なければ内臓にかかる負担が減り、内臓が元気な状態を維持することができ、様々な健康効果をもたらしてくれます。
・免疫力アップ
少食によって内臓に負担がかかっていないため、風邪等のウィルスを戦う自然治癒力を十分に発揮できます。
・肥満防止
肥満の一つに内臓疲労があると言われています。
内臓疲労で消化器系が十分機能しなくなり、食べ物に含まれている『脂質』がエネルギーに変わることなくそのまま体に溜まってしまうからです。
本来食べた物はキチンと消化されエネルギーに変わるのですが、消化器系が機能していないと食べ物からのエネルギー置き換えが不十分になってしまします。
・成人病防止
少食によって、臓器が活性化し、様々な疾患を防止してくれると言われています。
・記憶力・判断力がアップ
食べすぎによって急激に上昇した血糖値を下げようとします。
血糖値が下がることで、記憶力・判断力・集中力などが鈍くなります。
少食の方法
◆一度に食べ過ぎない
例えば、朝・昼・晩と一日三食を習慣に食べていた人が内臓疲労を取るため!と朝・昼を抜き、夜に朝と昼の分を合わせて、無茶苦茶な量を食べる、などは健康的な少食ではありません。
◆無理に急に食事を減らさない
少食に過ごすためには体を徐々に慣らしていく必要があります。
それは一年かかる方もいれば、数年かかる方もいるかもしれません。
焦らず、ゆっくり徐々に少食を体が求めるようになるよう、意識していきましょう。
◆よく噛んで食事を摂る
少ない食事を急いで食べてしまっては満腹感が得られず、過食に走ってしまいます。
一口食べたら、30回~50回を目標に噛んで食事をするよう心掛けましょう。
食事のバランスを取りつつ、活動に見合ったエネルギーが供給をし、『少食』を行う事で、健康的な生活を取り入れましょう!
少食でも満足できるレシピ
アレンジ自在の常備菜!冷蔵庫で4~5日保存出来て、そのままでも様々な料理にも!
大満足なヘルシー豆腐ハンバーグ(Mizuki公式ブログさん)
豆腐水切り不要で時短&節約を兼ね備えたメニュー。通常メニューも7割~8割で作れば少食メニューに!
キャベツをいつもより大きめに切り、たくさん入れて、ボリュームアップ!男性でも一枚でお腹いっぱい!
彩りも鮮やかで、見た目も食べても大満足!男性が好きな丼物はかきこみがちですが、これならよく噛んで食べれます!
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