歯みがきにかかる時間は？

歯を“きちんと”みがこうと思ったら、どのぐらいの時間がかかるでしょうか？
１本１本丁寧に、みがき残しのないようにみがいていくと・・・
きっと、１０分以上の時間が必要だと思います。
あなたは、毎日の歯みがきに１０分以上の時間をかけていますか？？？

何かと忙しい日々の生活の中で、歯をみがくためだけにそれほどの時間をかけられている人は少ないのが現状だと思います。
そんな方に、オススメの方法が『ながらみがき』です。
何かをしながら歯をみがくという方法です。
テレビを見ながら
お風呂に入りながら

こんな風に、別の用事をしながら歯をみがいてみると、意外と時間を長く感じることなく、１本１本丁寧にみがくことができてしまいます。
『ながらみがき』は、お子さんにもおススメの方法です。
大人でさえ、１０分も歯をみがき続けることが難しいわけですから、子どもとなればなおさら難しいことですよね･･･
特に、お子さんの場合は洗面所の前で１０分間歯をみがくように言われても、なかなかじっと集中することは難しいでしょう。
ですから、好きなテレビ番組でも見ながら、歯をみがく時間を楽しめるように工夫してあげることは、悪いことではありません。
本当の理想を言えば、１日３回毎食後に１０分間の歯みがきをすることができれば、それに越したことはありません。
でも、朝の忙しい時間に、できることなら１分でも長く眠っていたいところを歯みがきのために１０分早起きするなんて、ちょっと難しいという方も多いかもしれません。
そんな方は、「寝る前にきちんと歯をみがく」ことだけは必ず実践してください。
なぜなら、寝ている間は細菌の増殖を抑えて歯を守る作用がある“だ液”の分泌量がガクッと減って、むし歯菌の活動が活発になり、むし歯が進行しやすい環境になるからです。
それを防ぐためには、寝る前にしっかりとプラークコントロールを行い、細菌の数を減らしておくことが非常に重要です。
もちろん、朝も昼も食事の後には歯をみがくことが大切ですが、１本１本丁寧に１０分以上の時間をかけてしっかりみがくのは夜寝る前に、朝と昼の食後には２～３分間でザックリと歯をみがくなど、あなたの生活リズムに合わせて、１日１回は時間をかけてきちんと歯をみがく時間を確保しましょう。
１本１本丁寧にきちんと歯をみがくことは、大人にも子どもにも共通の大切な習慣です。
「１０分も歯をみがくなんてムリ！」と思っていた方、ぜひ『ながらみがき』を実践してみてくださいね！
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「歯をみがこう！」バックナンバー」
第１回　歯ブラシの使い方
第２回　歯みがきのキホン
第３回　歯みがきのキホン
第４回　歯ブラシの正しい持ち方は？
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