口の周りの筋肉を鍛えよう!
2018/03/24
唇を輪のように取り囲む筋肉を口輪筋(こうりんきん)といいます。
唇を閉じる動作で使う筋肉が加齢とともに衰え、その結果口角が下がり、顔がたるんでいるように見えたり、ほうれい線と呼ばれるラインが目立つようになります。
それ以外に心配なのが、口輪筋の衰えによって唇をしっかり閉じていられなくなり、だ液が蒸発して口の中が乾燥してしまうことです。
そうなるとプラーク(歯垢)や細菌が抑制されず、むし歯や歯肉炎、口臭にも影響を及ぼします。
そうなる前に、口輪筋を鍛えるストレッチを実践してみましょう。
まずは、上唇を指ではさんで前方へ20回、ゆっくりとやさしく引っ張るようにします。
続いて下唇も同様に20回、痛くない程度に行います。
他に「あいうべ体操」もおすすめです。
まず、喉の奥が見えるぐらいに大きく口を開き「あー」といいます。
次に首の筋が浮き出るぐらい大きく横に口を開き「いー」といいます。
続いて、唇を前に突き出して「うー」といい、
最後に思いっきり舌を突き出して「べー」といいます。
(※あいうべ体操はみらいクリニック今井一彰院長が提唱し、全国に広がる体操です)
「あいうべ」の4つの動作を1セットとし、1日に30セットを目安にテレビを見ながら、また入浴中などにやってみましょう。
口輪筋を鍛え、若々しい口元と健康な歯を保ちましょう。
関連記事
-
-
「酸蝕症」をご存知ですか?
近ごろ「酸蝕症」の症状を訴える患者さんが増えています。 初めて耳にする方もいらっ …
-
-
フッ素のチカラでむし歯予防
初期段階のむし歯の進行を抑え、歯の再石灰化も役立つフッ素(フッ化物)。 最近よく …
-
-
歯の病気が心臓疾患の原因に!?
近年の研究で、「歯とお口の健康状態は、全身の健康と大いに関わりがある」ということ …
-
-
口内炎のお話
口内炎で悩まされた経験は、どなたにもあると思います。 食事中に誤って口の中を噛ん …
-
かみ合わせは定期的にチェック
「かみ合わせ」と聞くと、「歯並びの治療」とか、「矯正の話かな」と思われる方が多い …
-
-
デンタルフロスで50%→90%!
デンタルフロスを使ったことはありますか? もしかすると、歯ブラシだけでも面倒なの …
-
-
世代別!歯のみがき方ポイント!
乳幼児期、思春期、青年期、そして高齢期。 年を重ねると共に成長し、ライフスタイル …
-
-
気をつけて!歯ぎしりの怖さ!
歯ぎしりは眠っている間のことなので、なかなか自覚しづらいものです。 歯ぎしりと言 …
-
ドライマウスに気をつけよう!
ドライマウスをご存知ですか? 『口腔乾燥症』(こうくうかんしょうしょう)と呼ばれ …
-
-
家族みんなで、「かかりつけ歯医者」へ行こう!!
みなさん、歯医者はどのような時にかかっていますか? ◆痛みのある時だけ診てもらい …
- PREV
- 新年はピカピカの歯ブラシで!
- NEXT
- 春はメンタルの乱れにご用心