赤ちゃんの指しゃぶりと歯並び
2017/09/25
子育ては気になる事がたくさんありますよね。
その中の一つとして「なかなかやめれない指しゃぶり」があります。
指しゃぶりをしていると愛情が不足しているのではないかとか、かまってあげれていないのではないか、歯並びに影響するのではないかと心配事が絶えませんよね。
赤ちゃんが指を吸うしぐさはとても可愛らしいですが、指しゃぶりも長く続くと歯並びに影響が出るケースがあります。
■なぜ指しゃぶりをするのでしょうか?
生後半年ぐらいまでの赤ちゃんは、自分の手や身の回りにあるものは何でもしゃぶってみて形や味などを覚えていきます。
指しゃぶりはその習慣の名残ともいえますが、つかまり立ちや伝い歩きが始まり1~2歳になって積み木や人形で遊ぶようになると自然に指しゃぶりは減っていくようです。
■指しゃぶりが長く続く場合、どのようなお口になるでしょうか?
指しゃぶりが歯並びやかみ合わせに与える影響として考えられるのは、
・上の前歯が前方に出る上顎前突
・上下の前歯の間に隙間ができて咬み合わない開咬
・上下の奥歯が横にズレて上下の前歯の中心が合わない交差咬合
が挙げられます。
他にも前歯が出ていると唇が閉じにくく口を上げている癖や、口呼吸の習慣がついてしまうなど歯並び以外の影響もあります。
■歯並びに影響する長さとはいつまでなのでしょうか?
歯の育成にも個人差はありますが3歳ぐらいまでの指しゃぶりは、子どもの自然な行為でもあり無理に辞めさせる必要はなさそうです。
歯の生えかわりが始まる6歳前後の前の4歳半~5歳頃に指しゃぶりがなくなれば、歯並びへの影響は少ないという見方もあります。
子どもは小さいうちから歯医者に通うことにより、
「歯医者=怖い所」というイメージは付かず、「歯をキレイにしてくれるところ」「歯みがきしに行くところ」というイメージができ、
定期的に通うことも親子共に苦ではなくなります。
ぜひ、親子共に歯医者に通い、心配な指しゃぶりが歯に影響していないかや今後の歯並びのことなど、歯医者で一緒に考えていきましょう。
関連記事
-
今日から目指そう「8020」!
生涯自分の歯で食べたいという思いは誰もがお持ちでしょう。 平成元年に厚生省(当時 …
-
むし歯の原因は生活習慣に?
「歯をみがいているのに、むし歯になってしまう・・・」 そんな方におすすめしたいの …
-
美しく白い歯を目指す審美治療!
「審美歯科」「審美治療」をご存知でしょうか? 歯を白くする、歯並びをキレイにする …
-
10月10日は目の愛護デー
10月10日は『目の愛護デー』ということをご存知ですか? 「10を横向きにして二 …
-
噛む習慣を考え直そう!
ガムを噛む人が減っているそうです。 全日本菓子協会の調べによると、少子化が進み、 …
-
気になりませんか?歯の黄ばみ
にっこり笑った顔に白い歯がキラリ☆ 年代・性別を問わず、健康的な白い歯は相手にさ …
-
気をつけて!歯ぎしりの怖さ!
歯ぎしりは眠っている間のことなので、なかなか自覚しづらいものです。 歯ぎしりと言 …
-
2つのだ液って?
口の中に常にある「だ液」。 影の薄い存在のようですが、実は「だ液」が私たちの健康 …
-
自分に合った歯ブラシでみがこう!
毎日何気なく使っている歯ブラシ。 乳歯期用から生えかわり期用、成人用、さらには歯 …
-
歯科医院のキシリトールガムって何か違うの!?
歯に良い甘味料、むし歯にならない甘味料として、すっかりおなじみになったキシリトー …
- PREV
- 歯ブラシはどのぐらいの期間使えるの?
- NEXT
- インプラントって?