口内炎のお話
2015/09/10
口内炎で悩まされた経験は、どなたにもあると思います。
食事中に誤って口の中を噛んでしまった。
体力の低下やビタミン不足。
仕事のストレス。
これらの要素は、すべて口内炎の原因となります。
他にも、
ウィルスが原因のヘルペス性口内炎。
カビ(真菌)が原因となるカンジダ性口内炎。
特定の食物による食物アレルギーが原因の口内炎。
このような口内炎もあります。
歯とお口の関係でちょっと気になるのは、『カタル性口内炎』と呼ばれるものです。
これは、むし歯や歯周病などでお口の中の衛生状態が良くないときや、入れ歯や矯正器具・歯の詰め物などがお口の粘膜に何らかの刺激を与えたときにできると言われています。
治療法としては、抗生物質の入った口腔内用の軟膏を塗布し、ぬるま湯などでお口の中を清潔に保つようにします。
また、入れ歯や矯正器具が原因の場合には不具合のある部分を改善し、むし歯や歯周病などのトラブルが原因の場合には治療をするなど、歯科治療を行うことでも症状は改善していきます。
お口の中を傷つけてしまうという意味では、毎日の歯みがきにおける歯ブラシの使い方にも気をつけておきましょう。
歯ブラシのヘッドが大きすぎたり、ブラッシングの力が入り過ぎていれば、お口の中を傷つけてしまうリスクは高くなります。
歯ブラシはペンを持つように握り、力を入れすぎずにやさしくみがくように気をつけましょう!
もし繰り返し口内炎ができてしまったり、症状が長引いたりする場合には、診察を受けることをオススメします。
関連記事
-
-
自分に合った歯ブラシでみがこう!
毎日何気なく使っている歯ブラシ。 乳歯期用から生えかわり期用、成人用、さらには歯 …
-
-
インプラントって?
あなたがもし歯を失ってしまったとしたら、どんなことを考えるでしょうか? ・何でも …
-
-
2つのだ液って?
口の中に常にある「だ液」。 影の薄い存在のようですが、実は「だ液」が私たちの健康 …
-
-
気をつけて!歯ぎしりの怖さ!
歯ぎしりは眠っている間のことなので、なかなか自覚しづらいものです。 歯ぎしりと言 …
-
-
噛む習慣を考え直そう!
ガムを噛む人が減っているそうです。 全日本菓子協会の調べによると、少子化が進み、 …
-
-
「歯ぎしり」をセルフチェックしてみよう!
寝ている間にギリギリと歯をこすりあわせる「歯ぎしり」 歯ぎしりはその力も強く、起 …
-
-
歯をケガしたら牛乳を準備!?
事故などで、歯に強い衝撃を受けると、歯が動くようになってしまったり、かけてしまっ …
-
-
フッ素のチカラでむし歯予防
初期段階のむし歯の進行を抑え、歯の再石灰化も役立つフッ素(フッ化物)。 最近よく …
-
-
口臭の4つのタイプを知ろう!
ドラッグストアやスーパーでは、口臭ケアの商品がたくさん並んでいます。 清潔好きな …
-
-
赤ちゃんの指しゃぶりと歯並び
子育ては気になる事がたくさんありますよね。 その中の一つとして「なかなかやめれな …
- PREV
- LINE@ vol.84
- NEXT
- LINE@ vol.85