噛む習慣を考え直そう!
2016/12/24
ガムを噛む人が減っているそうです。
全日本菓子協会の調べによると、少子化が進み、消費が振るわない現代社会においても、国内のお菓子の売上は2000年代に入っても横ばいを維持しているそうです。
ところが、ガムにフォーカスすると話が変わります。
ガムの打ち上げは、2003年をピークに減少を続け、売上に換算すると30%以上も減少しているそうです。
その原因は、若者を中心に「噛むことが面倒くさいという人が増えている」ことと言われています。
噛むことには、だ液を分泌する、脳を活性化させるなど、さまざまな利点があります。
特に「だ液」には、歯の再石化作用、お口の中を中性に保つ作用など、むし歯予防のために大切な働きがあり、噛むことでだ液分泌の促進することはとても大切です。
一方で、日本人の一度の食事で噛む回数は、戦前は約1,400回だったのに対し、現在は約600回と激減しています。
これは、柔らかい食べ物が増えたことが影響しています。
日本チューインガム協会によると、ガム1枚当たりの噛む回数は550回です。
最近は「味が長続きするガム」も増え、人気を集めています。
噛む回数をアップさせて、むし歯予防の働きもあるだ液の分泌を促進するために、ガムを役立ててみてはいかがでしょうか?
ちなみに、歯科医院で販売しているキシリトールガムであれば、甘味料はキシリトール100%です。(市販品の場合は、キシリトール含有量が50%未満のガムも少なくありません)
よりむし歯予防のことを考えるために、歯科医院でガムを買うことをおススメします!
関連記事
-
-
治療を中断するとどうなるの?
突然歯が痛くなり、歯科医院に通い始めたものの、途中で予約の都合が合わなくなったり …
-
-
10月10日は目の愛護デー
10月10日は『目の愛護デー』ということをご存知ですか? 「10を横向きにして二 …
-
-
全身に影響を及ぼす歯周病!
成人の約80%が歯周病にかかっているともいわれます。 歯周病は歯や歯ぐきの病気だ …
-
-
気をつけて!歯ぎしりの怖さ!
歯ぎしりは眠っている間のことなので、なかなか自覚しづらいものです。 歯ぎしりと言 …
-
-
歯科医院のキシリトールガムって何か違うの!?
歯に良い甘味料、むし歯にならない甘味料として、すっかりおなじみになったキシリトー …
-
-
口の周りの筋肉を鍛えよう!
唇を輪のように取り囲む筋肉を口輪筋(こうりんきん)といいます。 唇を閉じる動作で …
-
-
むし歯の原因は生活習慣に?
「歯をみがいているのに、むし歯になってしまう・・・」 そんな方におすすめしたいの …
-
-
美しく白い歯を目指す審美治療!
「審美歯科」「審美治療」をご存知でしょうか? 歯を白くする、歯並びをキレイにする …
-
-
フッ素のチカラでむし歯予防
初期段階のむし歯の進行を抑え、歯の再石灰化も役立つフッ素(フッ化物)。 最近よく …
-
ドライマウスに気をつけよう!
ドライマウスをご存知ですか? 『口腔乾燥症』(こうくうかんしょうしょう)と呼ばれ …
- PREV
- 風邪の予防に食生活を見直そう!
- NEXT
- むし歯になりにくい食べ方とは?