むし歯の原因は生活習慣に?
2016/12/24
「歯をみがいているのに、むし歯になってしまう・・・」
そんな方におすすめしたいのは、ご自身の生活習慣を見直してみること。
◆ 歯みがきも生活習慣
まずは、「歯をみがく」という習慣です。
毎食後に歯をみがくという習慣は大切ですが、ただみがくのではなく、「きちんとみがくこと」に気をつけましょう。
歯をみがく目的は、むし歯の原因となるプラークを取り除くことです。
歯をみがいていてもみがき残しがあると、食べかすがお口の中の細菌と混じりあって「プラーク」(歯垢)となり、むし歯の原因となります。
きちんとプラークを除去できる歯のみがき方を歯科医院でもアドバイスしていますので、日ごろの歯みがきにも気をつけてみましょう。
◆ 日ごろの食生活(食習慣)
プラークは、食べ物や飲み物に含まれる糖分をエサとして増殖し、時間の経過とともに酸を作りだし、この酸が歯の表面を溶かすことがむし歯の始まりです。これを脱灰(だっかい)といいます。
しばらくすると、だ液が酸を中和し、だ液に含まれるミネラルが歯の表面に沈着し、歯の表面を修復する働きをします。これを再石灰化(さいせっかいか)といいます。
私たちのお口の中では、飲食のたびに、これらの作用が繰り返し行われています。
もし再石灰化が行われる時間がなければ、むし歯のリスクはより大きくなってしまうのです。
つまり、食べる量やもの以上に、「食べる回数」(食べ物が口の中に入る回数)が、むし歯の発生に影響しているということ。
食事や間食は時間を決めて摂るようにし、ダラダラ食べをやめるだけでもむし歯予防につながります。
また、だ液の分泌を促すために、よく噛んで食べることも大切。ひと口につき30回噛むことが理想と言われています。
むし歯予防のために、日ごろの生活習慣も見直してみてください!
関連記事
-
-
噛む習慣を考え直そう!
ガムを噛む人が減っているそうです。 全日本菓子協会の調べによると、少子化が進み、 …
-
-
治療を中断するとどうなるの?
突然歯が痛くなり、歯科医院に通い始めたものの、途中で予約の都合が合わなくなったり …
-
-
親知らずは抜いたほうがいい?
口の中の一番奥に生えてくる歯を「親知らず」といいます。 20歳前後に生えてくる歯 …
-
-
歯のホワイトニングに興味津々!
突然ですが、あなたは笑顔に自信がありますか? 「白くてきれいな歯で最高の笑顔」に …
-
-
全身に影響を及ぼす歯周病!
成人の約80%が歯周病にかかっているともいわれます。 歯周病は歯や歯ぐきの病気だ …
-
-
「歯ぎしり」をセルフチェックしてみよう!
寝ている間にギリギリと歯をこすりあわせる「歯ぎしり」 歯ぎしりはその力も強く、起 …
-
-
歯年齢と歯の寿命
「歯年齢」という言葉をご存知でしょうか? 歯にも年齢があり、寿命があります。 例 …
-
-
口から食べることの重要性
「口からものを食べること」、これは当たり前のことでしょうか? 加齢等の影響による …
-
-
赤ちゃんの指しゃぶりと歯並び
子育ては気になる事がたくさんありますよね。 その中の一つとして「なかなかやめれな …
-
ドライマウスに気をつけよう!
ドライマウスをご存知ですか? 『口腔乾燥症』(こうくうかんしょうしょう)と呼ばれ …
- PREV
- 冬の食中毒にご注意を!
- NEXT
- フッ素でむし歯予防!